🖖 なみひととおりのさま、ふつう え=副詞、下に打消しの表現を伴って「~できない。 」とて、 笑ひたまふ 【注13】。
🚒 」 な=断定の助動詞「なり」の連体形「なる」が音便化して「なん」となり、さらに無表記化して「な」となったもの。
🚒 」とお尋ね申し上げなさると、 「すべて いみじう はべり。
✍ 「楽にしてよ」と服をくずしにかかる藤原公信に「いくら不遇なオレだからって、お前にそんなことされる身ではない!」とキレるのですが、「まぁまぁ」と道長自ら隆家の服をくずして事なきを得たといいます。 それを張ら せて 参ら せ むとするに、 せ=使役の助動詞「す」の連用形、接続は未然形。 なので、「 聞こえ」は作者である清少納言から 隆家への敬意、「 させたまへ」は清少納言から 中宮への敬意となる。
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