😀 施餓鬼会は、餓鬼道に落ちて苦しんでいる霊を救うために、食べ物を施して供養する法要ですが、無縁仏 むえんぼとけ を供養する法要でもあります。 それぞれの罪を象徴する特徴をもった餓鬼となってしまいますが、どの餓鬼も飲食に関して満たされることのない存在です。 内容はお寺によって様々ですが、他の宗派とあまり違いはありません。
12😗 服装はほとんどのところが落ち着いた普段着で参加可能。 ある日、お釈迦様のお弟子の一人である阿南(アナン)尊者の前に焔口(エンク)という名前の餓鬼が現れ、阿南尊者に「お前の寿命はあと三日で尽きてしまい、死後は自分のような餓鬼になる」と告げました。 お釈迦様の弟子の一人である阿難(あなん)が、餓鬼に死を予告された際に、お釈迦様の教えに従って、陀羅尼(だらに)を唱えながら餓鬼に食事を施したところ、その功徳によって餓鬼が救われ、阿難も寿命を延ばすことができました。
⚑ 盂蘭盆会 お盆 のご法要は、地域によって7月、8月の1カ月の差がある為、宝性寺越谷別院では7月・8月それぞれにお勤めし、9月下旬には秋のお彼岸法要をお勤めしております。 禅宗における施餓鬼とは、単なる法要ではなく、修行の一つと考えられています。 餓鬼たちを供養することで「自身やご先祖様の極楽浄土への供養につながる」と考えられており、「欲を捨て、施しを行うことが施餓鬼の心である」とされています。
15🤲 昔は曹洞宗でも施餓鬼と呼んでいましたが、施餓鬼という表現が誤解を生むからという説や、餓鬼に施すという考え方自体が差別に繋がるという考えから呼び方が「施食」になったとされています。 お寺のイベントとして盛大に行う場合、お盆の特に暑い時期ですので、あまり派手でない普段着で参加する方も最近では多く見受けられます。
9👇 このことからも、お盆の時期に施餓鬼を行うことは自然の流れといえるでしょう。