⌛ 恋しから む 折々、取り出でて見 たまへ」とて、 うち泣きて書く言葉は、 まから=ラ行四段動詞「まかる」の未然形、謙譲語。 「かぐや姫」を家に連れ帰った後、竹から黄金が次々と出てきたというのは、竹取の翁が竹細工で莫大な収益を上げたことの暗喩と言われています。 几帳の中からも出さず、大切に育てる。
9🤝 老夫婦に「寂しい、帰りたくない」と言い、手紙や歌まで残している「かぐや姫」が天の羽衣を着せられたとたん、何事もなかったようにサッサと帰ってしまうのです。 正体を考察 『竹取物語』では「かぐや姫」は月の住人として描かれています。 石作皇子 仏の御石の鉢を探しに行くことになった石作皇子は、最初はやる気があったのですが、「いや、でも天竺に二つとないような鉢をわざわざ遠くまで探しに行ってもみつかるはずないよな・・・」と思い直します。
1⚑ そこで、かぐや姫には「今、これから天竺行ってきます!」と知らせて置き、三年ほどたった後に、大和の国にある山寺で、真っ黒にすすけて汚れている石の鉢を手に入れました。 うつくしきこと限りなし。
😎 腹立たしきことも慰みけり。 (これを見て)家の内外にいる人たちの心は、得体の知れないものに取りつかれたようになって、立ち向かって戦おうとする気持ちもなかった。
19🤲 一緒に連れてお行きになってください。 この児のかたちけうらなること世になく、屋の内は暗き所なく光満ちたり。 係助詞「ぞ」を受けて連体形となっている。
6☣ 翁答へて申す、「かぐや姫を養ひたてまつること二十余年になりぬ。 月は人の世を見下ろす一段高い所にある天国のような美しい所として捉えられていたことがわかりますね。
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