🤪 また、「飽かずのみ 都にて見し 影よりも 旅こそ月は あはれなりけれ」〈飽きることなくいつも都で仰いでいた月よりも、 旅の空でながめる月影こそは、あわれ深く思われる〉という歌もある。
13🖕 でも、どの形になっていても、「あはれなり」の意味は変わりません。 平安朝の文芸理念を示すといわれる語で、本居宣長 もとおりのりなが が重視した点でも知られる。
19☯ 3の「きれいに」や「きれいで」や「きれいだっ」は、形容動詞「きれいだ」の「連用形」と言います。 それは真の理法からみれば、痩せた心、心なき心だ、と辻邦生は西行に語らせる。 西行法師常に来りて言はく、我が歌を読むは遥かに尋常に異なり。
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