☏ 公園で、久実子と出会った添田は、それらの名前を見せ、心当たりがないかと聞く。 鎌倉の自宅に帰って来た久美子は、茶道教室を開いている母親孝子(乙羽信子)に、父がもし生きていたらどうするかと尋ねるが、孝子は、添田が久実子との式を何時にするか言って来たと伝える方が大事だった。 その幼女に、幼い頃分かれた久美子の面影を重ねていたのだ。
3🤚 翌日、久美子は添田を伴って筆跡の確認に向かうが、その部分だけが破りとられていた。 主人公の婚約者の新聞記者・添田が、遺骨を持ち帰った外務省の高級官僚を訪ね、関係者を訪ね、岳父となるであろう一人の外交官の軌跡と病死の謎を次第に解いて行く。
19🖕 151• そんなミヤコホテルに久美子と伊藤が到着する。 ヴァンネードとは、久美子の死んだはずの父親、野上顕一郎(芦田伸介)その人だったのだ。 しかし、添田は何となく判然としなかった。
20🌏 久美子は、母親にこの事を黙っている事が苦しいと言い出す。 現在の私が思うに、単純にこのとき日本も「無条件降伏」は出来なかったのか。